【ハワイ出産】男の子の赤ちゃんが受ける割礼とは?アメリカ人の割礼事情、新生児の包茎手術のメリット、デメリット、費用を徹底解説

    アメリカ・ハワイでの男児出産後の割礼手術を詳しく解説

    アメリカ・ハワイでは男の子を出産した後、『割礼』をするかどうかまず聞かれます。本記事では、割礼とは何か、アメリカ人の割礼事情、新生児の包茎手術のメリット、デメリット、費用について解説します。

    目次

    割礼手術とは?

    割礼は、包皮環状切除術、包茎手術とも呼ばれています。英語では、”circumcision” といいます。

    割礼手術とは、陰茎の頭部(亀頭)を覆う組織である包皮を外科的に切除することです。宗教的儀式に起源を持つ古くからの慣習である。現在でも、アメリカ人の多くの親が宗教的または衛生的な理由で男の子の赤ちゃんに割礼を施しています。

    割礼の時期

    割礼は通常、生後1~2日目に行われます。ユダヤ教の伝統では、割礼は神との契約のしるしとして、生後8日目に行われます。子ども、成人になってからの割礼手術は、恐怖心や痛みを感じやすいことから、記憶の残らない赤ちゃんのうちに済ませてしまうという考えもあります。

    割礼が行われる主な2つの理由

    1つ目は、宗教的な理由です。特定の宗教で包皮の切除が要求されるため、アメリカで特定の宗教を信仰する人々の間で行われます。

    2つ目の理由は、衛生的または予防医療的な観点からです。衛生状態が保たれ、性感染症予防などの一定の健康効果が得られます。

    アメリカ人男性のほとんどが割礼済み?アメリカの割礼事情

    CDC(アメリカの疾病管理予防センター)によると、アメリカ全体の割礼率は約80.5%と推定されており、ほとんどのアメリカ人は割礼を受けています。アメリカ人にとって、割礼は身近なものなのです。
    しかし、1979年から2010年の間の、新生児の割礼率は64.5%から58.3%と減っています。1

    アメリカでは、割礼は医学的に必要ではないと考える人もいます。自己決定ができない乳幼児の割礼に対する人権に関する倫理的・法的な問題をたびたびとりあげられ、物議を醸しています。

    2011年の全国入院サンプルによると、新生児男児の割礼率は57%でした。減少傾向とはいえ、現在もアメリカ人の半数以上が割礼をすることを選んでいるようです。ハワイでも割礼を受けることは一般的です。

    割礼のメリット・デメリット

    割礼はお子さんの一生に関わる大切な手術です。将来への影響を十分に理解してから、検討されることをお勧めします。ここでは割礼をする理由やメリット、デメリット、注意点について解説します。

    割礼をする6つのメリット

    1. 尿路感染症のリスク減少:新生児の尿路感染症のリスクが減少します。
    2. 性感染症のリスク減少:性感染症、特に女性から男性へのHIV感染のリスクが減少します。
    3. 陰茎がんのリスク減少:割礼は、不潔な恥垢を溜めないので割礼を受けていない男性よりも、割礼を受けた男性の陰茎がん率が低いと報告されています。
    4. 女性パートナーのリスクも減少:女性パートナーへの子宮頸癌リスクと一部の感染症のリスクが減少します。
    5. 炎症の予防:割礼は包皮炎、亀頭包皮炎、包茎炎、亀頭炎を予防します。
    6. 清潔を保てる:割礼により陰茎を洗うのが簡単になり、衛生状態を保ちやすくなります。

    割礼をする6つのデメリット, リスク

    1. 手術のリスク:全ての手術にはリスクが伴います。感染、出血、痛み、手術後の合併症などがあります。
    2. 痛み:割礼手術中、赤ちゃんは拘束され、痛みから大泣きします。また割礼後、赤みや圧痛が数日間続くことがあります。
    3. 先端の保護の喪失:包皮の役割である陰茎の先端の保護が喪失します。
    4. 本人の同意がない:赤ちゃんへの割礼は親御さんが決定することになり、本人の意思とは関係なく実施されます。赤ちゃんが成長した時に、割礼をして良かったと思うかどうか、予測することは難しいです。
    5. 性的満足度への影響:科学的に証明はされていませんが、陰茎の感度の喪失を引き起こし、性的満足度を低下させると主張する人もいます。
    6. いじめのリスク:割礼をしている子としていない子では、形が違います。このことが、からかいの原因となる可能性があります。

    ※これらのリスクは、手術を行う医師の技術や、手術の環境、患者の健康状態などにより異なります。したがって、割礼を考えている場合は、必ず医師と相談してください。

    割礼の手術中に何が起こるか

    Mayo Clinic によると、新生児の割礼は、通常、生後10日以内に病院の Nursery で行われます。

    新生児割礼の場合、赤ちゃんは手足を拘束して仰向けになります。陰茎を洗浄した後、麻酔薬を陰茎の根元に注入するか、クリームとして陰茎に塗布します。クランプまたはプラスチックリングが陰茎に取り付けられ、包皮が取り除かれます。

    その後、陰茎を局所抗生物質やワセリンなどの軟膏で覆い、ガーゼでゆるく包みます。割礼手術は通常約10分かかります。

    割礼をした後のアフターケア

    陰茎が治るまでには通常7〜10日かかります。はじめは陰茎の先端が痛みを伴い、赤く腫れたり、あざができたりすることがあります。また、ペニスの先端にはわずかながら黄色い液体が付着しているかもしれません。

    麻酔が切れて赤ちゃんのぐずりがひどくなる場合は、陰茎を圧迫しないように注意しながら、やさしく抱いてあげてください。

    おむつを替えるたびに包帯を交換し、陰茎がおむつにくっつかないように、陰茎の先端にワセリンを少量塗ります。赤ちゃんのおむつはこまめに交換し、おむつはゆるくとめてください。

    包帯の代わりにプラスチック製のリングがあれば、通常は約1週間以内に自然に落ちます。傷が治ったら、通常の入浴中に石鹸と水で洗ってください。

    割礼後の合併症はまれですが、以下の症状がみられる場合は医師に連絡してください。

    ・排尿が割礼から12時間以内に再開されない
    ・出血が続いている
    ・陰茎の先端から悪臭を放つ排液がある
    ・プラスチック製のリングが、割礼後2週間はそのまま残っている

    ※以上の内容は Mayo Clinic 2による掲載情報になります。個々の状態によってアフターケアの内容が変わりますので、担当の医師の指示に従ってください。

    割礼手術の費用

    新生児の割礼の費用は保険の有無により異なります:

    保険がある場合:健康保険を持っている患者は、割礼手術に対して最大60ドルの自己負担をするか、または総費用の10%から15%を支払うことになります。この手術はほとんどのアメリカの健康保険会社によってカバーされています。


    保険がない場合:保険がない場合の新生児の割礼の平均費用は、医師の費用と施設費を除いて160ドルから450ドルです。総費用は820ドル以上になる可能性があります。

    実際に割礼をした方、しないと決めた親御さんの声

    実際に割礼をした親御さんの声

    『衛生的にも清潔にたもてる』

    『むきむき体操や洗う時の手間がなく楽』

    『手術前に説明を受けて、術後30分ほど様子を見て、母子同室の部屋に戻ってきました。説明から終了までの時間は1時間以内でした。戻ってきた時の赤ちゃんの様子は、泣いてはいなかったけど、ショック状態のような感じでした。事前の説明通り、しばらく少量の出血がありましたが、数日で傷口は治りました。』

    割礼をしないと決めた親御さんの声

    『自分の体のことなので息子が将来決めたら良い』

    『自然にまかせて、支障が出るようなら手術すればいい』

    『赤ちゃんに痛い思いをさせるのは可哀想』


    以上のように、親御さんの意見は様々です。

    まとめ

    アメリカで男の子を産む際は、宗教や健康面から、割礼を含む多くの特有の慣習が存在します。割礼は短時間で行える手術ですが、選択には十分な考慮が必要です。

    割礼を選んだ多くの親御さんは、手術後に赤ちゃんが少し泣く程度で、普通の生活を送っていると報告しています。ただし、割礼は医療行為であり、一定のリスクも伴います。

    そのため、割礼の具体的な内容、利点とリスクを十分に理解し、医師と詳しく話し合うことが強く推奨されます。特に、アメリカでは割礼が法的に必須ではないので、最終的な判断は親の責任です。

    出産してからはバタバタして考える時間が限られているので、出産前から割礼をするかどうか決めておくと良いでしょう。

    1. Products – Health E Stats – Trends in Circumcision Among Male Newborns Born in U.S. Hospitals: 1979–2010 (cdc.gov) ↩︎
    2. Circumcision: Benefits, Risks, and Procedure (webmd.com) ↩︎

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