帰省や旅行、出産後自宅に戻るためなどの目的で小さな子どもを連れて飛行機を利用する機会がある方も多いのではないでしょうか。
初めて子連れで飛行機に乗るときは、特に緊張しますよね。
「どの座席がいいんだろう」
「ぐずって泣いてしまわないかな」
「機内で授乳やおむつ替えはできるの?」
このような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。
この記事では元客室乗務員で1児の母である筆者が、子連れで飛行機に乗る時におすすめの座席や機内のサービス、過ごし方のコツを紹介します。
筆者である私も小さな子どもを連れて国内線(ワンオペで10回以上)、国際線(東京⇔ハワイ・シンガポール)を利用した経験があるため、大変さはよくわかります!
そんな体験も踏まえてご紹介するのでぜひ最後まで読んで、楽しい子連れ飛行機デビューの参考にしてみてください。
【年齢別】おすすめの座席を紹介
子連れで飛行機に乗るといっても、月齢や年齢によっておすすめの座席は変わってきます。
なぜなら寝ている時間が長い低月齢の赤ちゃんと、ひとりで歩くことができる幼児では過ごし方が異なるからです。
ここでは0歳の赤ちゃん向けの座席と、1〜2歳の子ども向けの座席を分けてご紹介していきます。
【0歳の赤ちゃん向け】ベビーベッド取り付け可能座席が圧倒的に楽!
0歳の赤ちゃんと機内で過ごすといっても、ずっと抱っこしているのは疲れてしまいますよね。
そこでおすすめなのがベビーベッドが取り付けられる座席です。
機内にはベビーベッドは用意されていて、航空会社が無料で貸し出しています。
赤ちゃんがぐずっていない時はベッドに寝かせて大人も休憩したり、機内食を食べる時に寝転んで待っていてもらったりできます。
うまく活用できると子連れ飛行機がグンと楽になりますよ。
ここではANAの羽田⇔ハワイ路線で使われるボーイング787-9(789)を参考にみてみましょう。https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/seatmap/international/b787_9/

12列目のABC,HJK
13列目のDFG
23列目のDFG
これらがベビーベッド取り付け可能な座席です。
予約の際は電話でベビーベッドを使用したい旨を伝えましょう。
使用する際は以下のような条件が設けられていますので注意してください。
- 赤ちゃんの体重が10kg以下であること
- 2才未満であること
【参考】
ベビーベッド取り付け可能座席のメリットとデメリットは?
・赤ちゃんが寝てくれたら大人はゆっくり休める
長いフライト、少しでも抱っこから解放されて過ごしたいですよね。ベビーベッドで寝かしつけが成功したら、大人は自分の席でゆっくりと食事をしたり映画を楽しんだりする時間が取れます。
・足元を広く使える
座席の前は壁なので、気にせず足を伸ばして座れます。
・足元には荷物を置けない
安全上の理由で、足元には荷物が置けない座席なので注意が必要です。荷物は全て物入れに収納しなければいけませんが、ベルト着用サインが消えたら取り出せます。機内で使うものをまとめておくとサッと取り出せるのであらかじめ分けておくと良いでしょう。
・肘掛けがあげられない
お連れの方がいる場合は隣同士で肘掛けをあげて少しでもスペースを広げたいものですが、肘掛けが上がらないタイプの座席であることが多いです。これは膝掛け部分にモニターが収納されているためです。
【1~2歳の幼児向け】後方通路側の座席が便利!
1人で座っていられる、または1人で歩けるという1歳や2歳の子連れの方には後方の通路側の座席がおすすめです。

32列目以降のC,D,G,Hの座席
「何列目からが後方」という定義はありませんが、最後方から3列以内だと望ましいです。
後方の通路側をおすすめする理由としては、
- 席を立ちやすい
- おむつ替え台付きトイレやギャレーが近い
ということが挙げられます。
おむつ替えや子どもがぐずった時など、席を離れたいタイミングがまだまだ多い1.2歳児。
そのたびに隣の席の人に声をかけずに済みます。
実際にわたしも2歳の娘と飛行機に乗る際も、必ず後方の通路側の席を取っています。
後方座席のメリットとデメリットは?
・子連れが多くて安心
後方座席は比較的乗り慣れない方や子連れの方が多いです。同じぐらいの年齢の子連れの人がいると、多少ぐすっていたり泣いたりしても「仲間がいる!」と思えて心強いですよね。
・CAのいるギャレーが近い
後方座席付近にはCAの作業場であるギャレーがあり、ミルクを頼みたいときなどすぐに声をかけられる環境がバッチリ整っています。また子どもが飽きてきた、歩きたがるなどの場合、ギャレーに連れていって少し気分転換させることができます。
・トイレの音がうるさい
トイレとの距離が近いこと自体はメリットですが、それゆえに他のお客さんがトイレを使う音が気になるかもしれません。気になる方は耳栓やイヤホンで対策しましょう。
・機内食を選べない可能性も
食事サービスは基本的に前方から始まるので、後方座席に座っていると希望の食事が売り切れてしまう可能性があります。子どもの食事はベビーミールやチャイルドミールを別に注文するので売り切れることはないです。そこは安心ですね。
機内でCAに頼めることはたくさんある!
「忙しそうに働いてるCAに声をかけるのは…」と躊躇するかもしれませんが、私がCAをしていたとき子連れの方には遠慮せず声をかけてほしいと常々思っていました。
実際に機内でCAに依頼できることを挙げてみましょう。
例えば
ミルクを作ってほしい
哺乳瓶とミルクの粉を渡し、必要なミルク量を伝えれば適温まで冷ましたミルクを提供してもらえます。
オムツが足りなくなったのでほしい
機内にはサイズや数に限りがありますが、オムツが用意されています。万が一足りなくなったときには頼んでみてください。
ベビーフードやカトラリーがほしい
機内食のベビーフードだけでは足りないときや子供用のカトラリーがほしいときにも、機内に搭載されている予備があるので頼んでみましょう。
大人がトイレに行く間、抱っこをかわってほしい
大人のお客さんにやることがある場合、CAに依頼すれば抱っこを代わってくれます。トイレを我慢せずぜひ声をかけてみてください。
これらのリクエスト以外にもCAに依頼できることはたくさんあります。CAにも頼りつつ快適に過ごしましょう。
ぐずってしまったら?乗り切るコツ
おすすめの座席を選んで対策もしたけれど、子どもがぐずってしまうことはありますよね。
そんなときの乗り切るコツをお伝えします。
ベルトサインが消えている間であれば、ギャレー付近に避難しましょう。景色が変われば子どもも楽しいですし、CAも忙しくなければ一緒に遊んでくれます。娘が0歳だったときは私もよくギャレーにいき、スクワットをして寝かしつけたり、あやしてもらっていました。
おもちゃなどでいくら気を逸らそうとしてもうまくいかない時もあります。
フライト中の短い時間だけはオーケーと割り切って、普段あまり見せないアニメを見せたり特別におやつをあげたり、大目に見てはいかがでしょうか。
実際私も機内では娘の好きなアニメを見せておやつを食べさせて、と好き放題させておとなしく過ごしてもらっています。
ぐずってしまうと周りに迷惑がかかるのではと心配してしまいますが、周りのお客さんは案外映画に集中していたり音楽を聴いていたりして、ぐずっていても気にしていないことも多いです。
「お騒がせしてすみません」などと一言かけると、優しい言葉をかけてくれる方はたくさんいます。あまりストレスに感じすぎず気楽に過ごしてみてください。
まとめ
この記事では、子連れで飛行機を利用する際におすすめの座席や、機内サービス、乗り切るコツなどをご紹介しました。
ぜひ参考にして、お子さんとの飛行機の旅を快適で楽しいものにしてみてはいかがでしょうか。