今回は、ハワイでの出産を予定している方向けに、ハワイ出発までにしておくべきことと、準備しておくべきものについて順序立てて詳しく説明いたします。
ハワイ出産に興味を持ったら、まずは専門家に相談する
『ハワイで出産したい!』と思っても、実際にかかる費用や法律などの情報が手に入りにくいため、現実的にハワイ出産が可能なのかどうかわからないですよね。
まずはハワイ出産に詳しい、『ハワイ出産サポート』や『ハワイ出産コーディネーター』と呼ばれる、専門のコンサルタントに相談をしましょう。
初回相談は無料で行っている会社もあります。
初回相談の際に、自分の予算内やスケジュールでハワイ出産が現実的なのかどうかがわかります。
ハワイ出産コーディネーターを選ぶ基準
社会保障番号や出生証明書、パスポートの取得手続き、医療費等は予告なく変更される場合があります。
最新情報を常に把握している、ハワイ出産コンサルタントまたはコーディネーターを選びましょう。
また、明確に料金を提示してくれるコーディネーターを選ぶといいでしょう。
ハワイ出産コーディネーターを選ぶ時に考慮する点
1.各種証明書やパスポートのスピード取得の方法に詳しいこと。
2.出産経験者であり、緊急時の対応にも慣れていること。
3.楽観的なことだけではなく、リスクも包み隠さず説明していること。
4.現地で困った時の、通訳としても対応をしてくれること。
5.送迎やベビー用品レンタルなど、サービスの幅が広く手厚いサポート内容であること。
6.キャンセルとなった場合の、返金対応の内容が明確であること。
医師・出産病院を選ぶ

ハワイで出産することを決めたら、ハワイで担当してもらう産婦人科医・小児科医・出産病院を選びましょう。
産婦人科医・小児科医を選ぶ
産婦人科の医師のクリニックは通常出産病院の敷地内にあります。
ですので、出産病院と産婦人科医はセットで考えておきましょう。
一つの出産病院に複数の産婦人科医が在籍しています。
そしてホノルルには200人以上の産婦人科医、そして300人以上の小児科医が存在しています。
どの医師を選べばいいかわからない人はハワイ出産コーディネーターに相談してみてください。
ご希望や条件に合う医師や出産病院を紹介してくれます。
ハワイにもともと主治医がいる方は、出産病院と産婦人科医・小児科医をどうするか、主治医と相談して決めます。
ハワイで産婦人科医や出産病院を選ぶ時に考慮する点
ハワイの健康保険に加入いる場合は、保険会社のネットワークに加入している医師と病院を選びます。
ハワイの健康保険に加入いていない場合は、無保険でも診てくれる医師を選びます。
産まれた赤ちゃんを、当日に病院まで診に来てくれる小児科医も探します。新生児期に帰国するケースの対応に慣れていて、書類関係の準備やフライトに関してのアドバイスをしてくださる医師もいます。
英語での診察が不安な方は、二か国語を話せる産婦人科医と小児科医を選びます。
ります。
出産病院を選ぶ
ハワイ・オアフ島には有名な出産病院が3箇所あります。
①カピオラニ病院 ②クイーンズ病院 ③カイザーパーマネンテ の主に3箇所になります。
この中でも圧倒的に年間出産件数が多く、人気が高いのがカピオラニ病院です。
①Kapiʻolani Medical Center for Women & Children
カピオラニ・メディカル・センター・フォー・ウィメンズ&チルドレンでの、年間平均出産数は約6,100件です。
ハワイで唯一、24時間365日体制で新生児ケアの医師が常駐している病院です。1
②Queen’s Medical Center
クイーンズ・メディカル・センター(QMC)での、年間平均出産数は1,500〜1,700件です。
QMCはホノルル最大の民間非営利病院で、575の急性期病床を有します。
1859年にエマ王妃とカメハメハ4世によって設立されました。2
③Kaiser Permanente Moanalua Medical Center
カイザー・パーマネンテ・モアナルア・メディカル・センターでの、年間出生数は約1,508件です。
カイザー・パーマネンテは259床を有し、ハワイで60年の歴史を持ちます。3
医師と出産病院を手配する
医師と病院が決まったら、初回診察と出産病院の予約をします。
ハワイ出産コーディネーターが、病院とクリニックに直接連絡をすれば、渡米の日・出産予定日に合わせて手配をしてくれます。
滞在先を選ぶ

ハワイ・ホノルルの人気コンドミニアムは、半年ほど前から予約が埋まり始めます。
ハワイ出産を決めたら、できる限り早い段階で滞在先を決めましょう。
滞在先のエリア
ハワイ出産の際の医療機関は、ホノルルにあるため、ほとんどの方はホノルルに滞在されます。
ショッピングや病院へのアクセスが良いアラモアナセンターの近くやワイキキの近くに滞在されると便利でしょう。
まれに、滞在中はゆっくりしたいということで、コオリナやハワイカイなどのリゾート地に滞在される方もいます。
また、上のお子様のプリスクール留学を希望されている方は、留学先の学校の近くに滞在されると毎日の送り迎えが楽です。
滞在施設のタイプ
ハワイ出産では2ヶ月以上の長期滞在となるため、自炊ができるキッチン付きのコンドミニアムがおすすめです。
ハワイ出産において、コンドミニアムが向いている理由を以下にまとめました。
- キッチン・大きな冷蔵庫・電子レンジが備わっている:自炊や、哺乳瓶の消毒などがしやすいです。
- 洗濯機・乾燥機が部屋に備わっている:ホテルだとランドリーサービスとなり、別途料金がかかります。
- ホテルよりも広い:コンドミニアムでは、寝室とリビングルームが分かれている、1BRや2BRといった間取りが多くあります。ホテルではこういった間取りはスイート扱いになり、宿泊料が高額になります。
- セキュリティーが万全:コンドミニアムではセキュリティースタッフがいたり、建物の入り口はオートロック、エレベーター使用時にもルームキーが必要な所も多いです。一軒家やアパートに比べて、安全性が高く安心できます。
スケジュールを作成する

ハワイで出産することを決めたら、ハワイへの出発日と帰国日を決めます。
基本的には、出産予定日の前後1ヶ月ほどは余裕を持って、出発日と帰国日を設定します。
ハワイ出産のスケジュールを決める上で考慮する点を以下にまとめました。
・航空会社の妊婦・新生児の搭乗ポリシーを確認する:出産予定日に近すぎたり、生まれたばかりの新生児ですと、搭乗に制限がかかる場合があります。
・飛行機に乗れるかどうか、医師に相談する:母体や赤ちゃんに健康上の問題がある場合、飛行機利用をしないように言われたり、搭乗時期を調整するよう医師に勧められる場合があります。
・赤ちゃんの帰国書類取得に必要な日数を計算する:生まれたばかりの赤ちゃんが飛行機に乗るには様々な証明書やパスポートなどの渡航書類を申請する必要があります。それらの取得に要する日数を把握し、余裕をもって帰国日を設定しましょう。
代表的な点を挙げましたが、他にも考慮する点があります。
状況に応じてケースバイケースで日付は左右されるため、経験豊富なハワイ出産コンサルタントやコーディネーターに相談しながら予定を組むことがおすすめです。
航空券を購入する

フライトスケジュールが決まったら、航空券を購入します。
ハワイ直行便のフライト時間は約7〜9時間です。
妊娠中の狭い座席での長時間フライトは、できれば避けたいです。
可能であればビジネスクラスまたはファーストクラスの席を予約しましょう。
難しければ、列の一番前の席をとりましょう。
列の一番前の席は足を伸ばすことができるため妊婦にとっては楽です。
飛行機内での過ごし方にも注意が必要です。長時間のフライトでは足の血行が悪くなり、エコノミークラス症候群を引き起こす可能性があります。
妊娠中は血栓症のリスクが高まるため、水を十分に飲み、座っているときでも足を積極的に動かすようにしてください。

出産後は、航空会社に問い合わせをしましょう。赤ちゃんの分の帰りの航空券を追加できます。
産婦人科の診察を受ける


ハワイに行く前は、通常通り定期検診を受けましょう。
産婦人科の主治医にはハワイで出産することを相談しましょう。飛行機での移動などについて、健康上のアドバイスをもらいましょう。
健康上の問題があるときは、主治医からハワイ出産を止められる場合があります。
妊娠に関する医療記録を用意する
また、ハワイ出発前の最後の検診までの全ての妊娠に関する医療記録をクリニックにいただきましょう。二カ国語が話せる産婦人科医だと、医療記録の英語翻訳は必要ない場合があります。
英語の母子手帳を用意する
英語の母子手帳または二か国語で書かれている母子手帳を持っていれば、将来どちらの国でも使うことができるため、便利です。
アメリカにある領事館で英語の母子手帳をもらうこともできますが、ハワイに来る前から用意しておき、妊娠の過程を記録しておいた方が良いです。
オンラインで購入することができます。
妊婦の予防接種記録を用意する
ハワイの産婦人科を受診するときに、妊婦の予防接種歴を聞かれます。
妊婦本人の予防接種の記録を用意しておくと良いでしょう。
妊婦の予防接種を受けるかどうか決める
ハワイの産婦人科を受診するときに、Tdapワクチンやインフルエンザワクチンを受けるかどうか聞かれます。
ハワイに行く前に主治医に予防接種について相談し、打つかどうか決めておいた方が良いでしょう。
ワクチンを打つのであれば、ハワイに行く前に打っておいた方がワクチン費用が安くすむ可能性がありますし、現地で副反応の心配をせずにすみます。
Tdapワクチンとは?
Tdapワクチンは、破傷風、ジフテリア、百日咳を予防するための3種混合ワクチンです。米国疾病管理予防センター(CDC)は、妊娠27~36週の初期ににTdapワクチンを接種することを推奨しています。 これは、新生児が感染し、重症化するリスクを軽減することを目的としています。妊婦が Tdap ワクチンを受けると、母体から胎児に抗体が移行します。45
妊婦のインフルエンザワクチンが推奨される理由とは?
妊娠中の免疫系、心臓、肺の変化により、妊婦はインフルエンザによる重症化を起こしやすくなります。また、インフルエンザワクチンを妊婦が受けることで、ワクチン接種ができない生後数か月間、赤ちゃんをインフルエンザから守るのにも役立ちます。6
ハワイに持って行くものを準備する
ハワイ出産では2ヶ月以上の滞在になるため、準備するものも多くなります。
現地で調達できるものもあります。しかし、現地で買うと、値段の高いものや、品質が悪いものもあります。
ここでは、出発前から用意しておいた方が良いものを紹介します。
ハワイに持って行くべき物
・両親の戸籍謄本
ハワイの日本領事館で赤ちゃんの戸籍を登録する際に必要になります。
・日焼け止め
ハワイの日差しは強いため、日焼け止めは必須です。
日焼け止めはハワイにも売っていますが、普段から使っているものを準備しておいた方が肌トラブルを避けられます。手が汚れないスティック型の日焼け止めは、アメリカにあまり売っていません。
・生理用下着
退院時に使い捨ての下着をいくつかもらえますが、足りなくなる可能性もあります。
自分に合うサイズの生理用下着を持っていけば安心です。
・母乳パッド
意外とアメリカで探すのは大変でした。売っていないお店が多く、質もあまり良くないです。
・アメリカSIM 90日間用
ハワイでスマホをそのまま使うと、通信量が高額となってしまいます。
ハワイ現地でSIMを買うこともできますが、売り場がわかりづらく、高額です。
事前に用意しておいた方が、ハワイ到着後すぐに使えて安心です。
データのみではなく通話もできるものを購入しましょう。
ちなみにソフトバンクユーザーは、SIMを買う必要がありません。
アメリカ放題というサービスがあるため、ハワイでも電話とデータが使い放題です。
・新生児用の肌着・ウェア
アメリカでは、赤ちゃんに着せる服は、ロンパースやボディスーツが基本です。
ですので、ハワイでは低月齢向けの前開きの肌着は入手困難です!作りが荒いものも多いです。
短肌着・コンビ肌着・ツーウェイオールなどの前開きの肌着を持って行くと良いですよ。
ハワイは一年中暖かい気候ですので、長袖の肌着はあまり必要ありません。
・空気で膨らむタイプのベビーバス
空気で膨らむタイプの沐浴用のベビーバスは、小さく畳めるため、飛行機やホテル移動の際などで便利です。
・哺乳瓶
ハワイでも購入できますが、乳首の形が合わないことも考えられます。
・ベビーソープ・ローション
アメリカのベビーソープやボディクリームは、赤ちゃん用でも香りが強いものが多いです。
・赤ちゃん用のハサミ型爪切り
アメリカにはハサミ型の爪切りがなかなか売っていません。
赤ちゃん用の爪切りは売っていますが、大人用と同じ形の爪切りです。
新生児の小さい指の爪を切るには、ハサミ型の方が簡単です。
・清浄綿
産後、手指や皮膚の消毒によく使う清浄綿は、アメリカにはあまり売られていません。
しかし、ターゲットのベビー用品売り場で買うこともできます。
・ガーゼ
アメリカにはガーゼハンカチが売っていません。
ウォッシュクロスはありますが、肌触りが荒いです。
・ベビータオル、フード付きタオル
沐浴のあとに使うベビータオル。
アメリカのものはやはり、ゴワゴワしたものが多いです。
ふわふわの赤ちゃん用タオルを持って行くと良いでしょう。
妊婦さんが大荷物でハワイまで行くのは大変です。
すぐに使わないベビー用品は、シッピングすると楽です。
ハワイで現地調達できる物
・産褥パッド
生理時の出血と比べると悪露の出血は多いため、吸水性の高い素材を使用した産褥パッドが必要です。
退院時に病院でいくつかもらえます。足りなくなった場合は、生理用パットでも代用できます。
・おむつ、お尻拭き
おむつやベビーワイプは大量に必要になるため、持って行くのは大変です。
ハワイでも高品質な物も買えます。
・ベビーカー、チャイルドシート
車移動が多いハワイ出産では、トラベルシステムか、ベビーカーとチャイルドシートが一体型のもの(DOONAなど)が便利です。
こういったものは、ハワイにも豊富に揃っています。
FAA(米連邦航空局)承認済みのチャイルドシートであれば、機内に持ち込むことができます。
・搾乳機
搾乳機は種類豊富に揃っています。授乳のトラブルもなく必要ないという可能性もあります。
様子を見て、必要時は現地で購入しましょう。
・ベビーベッド
ベビーベッドは大きくて重いため、現地でレンタルをすることをお勧めします。
まとめ
今回は、ハワイ出産の出発前の準備について解説しました。
出産前の航空券の手配から、出産後のことを前提としたグッズの準備までやることは盛りだくさんです。
ハワイでも現地調達できるものもあれば、日本で買って持って行ったほうがいいものもあるので、ご自身の状況に合わせて今一度確認してみましょう。
どこから手をつけたらいいかわからない、という方は『BABY IN HAWAII』までご相談をお待ちしております。
経験豊富な専門家が丁寧にサポートいたします。
BABY IN HAWAII ハワイ出産コーディネーター
米国の元産婦人科ナースとアメリカ出産経験のある女性スタッフによる、ハワイ出産フルサポートサービス。無料カウンセリングは、Eメールまたはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
Eメールアドレス: babyinhawaii5@gmail.com
ウェブサイト:https://babyinhawaii.com/
- https://www.hawaiipacifichealth.org/kapiolani/services/maternity-and-newborn-care/ ↩︎
- https://www.queens.org/locations/hospitals/qmc/#:~:text=Welcome%20to%20The%20Queen’s%20Medical,nonprofit%20hospital%20in%20the%20city. ↩︎
- https://healthy.kaiserpermanente.org/hawaii/health-wellness/maternity/find-hospital/moanalua/locations ↩︎
- https://www.cdc.gov/vaccines/pregnancy/hcp-toolkit/tdap-vaccine-pregnancy.html ↩︎
- ワクチン情報ステートメント |Tdapの |破傷風・ジフテリア・百日咳 |可視 |疾病管理予防センター (cdc.gov) ↩︎
- インフルエンザ(インフルエンザ)ワクチンと妊娠 |疾病管理予防センター (cdc.gov) ↩︎