ハワイ出産のデメリットとは?

    ハワイ出産のデメリットってなんだろう?

    この記事では、ハワイ出産のデメリットについてくわしく説明します。

    この記事でわかること
    • ハワイ出産には高額な費用がかかる
    • ハワイの法律と文化
    • 体への負担
    • 二重国籍の注意点
    目次

    ハワイ出産の7つのデメリット:

    1. 高額な費用がかかる

    ハワイでの出産には、医療費、食費、宿泊費、移動費、飛行機のチケットなど、様々な費用がかかります。特に無保険の場合、出産にかかる費用は高額になります。近年の物価上昇とドル高の影響で、2023年現在のハワイ出産費用は最低でも500万円程かかります。高級コンドミニアムやホテル滞在を選択されている方ではトータル1000万円以上かかるケースもあります。ご予算を事前に計画することが重要です。

    2. 文化の違いがある

    ハワイは多様な文化が交錯する場所であり、地元のハワイアン文化やアジア系文化、西洋文化などが共存しています。以下は日本とは異なるアメリカ文化の特徴の一部です。

    • レストランなどでのチップ文化がある
    • 家の中では土足なことが多い
    • 知らない人がフレンドリーに話しかけてくる
    • 洗濯物を外に干さない
    • バスや電車でさえも時間にルーズ
    • 治安の面で行動エリアや時間帯、荷物の取り扱いに注意が必要

    このような文化の違いはハワイでの長期滞在においてストレスとなるかもしれません。

    3. 英語をつかう場面がある

    ハワイは英語を公用語としていますが、多くの日本人も暮らしており、日本語が広く通じます。しかし、英語が母国語でない日本人にとって、英語でのコミュニケーションは課題となることがあります。出産病院での医療用語や指示、パスポートやソーシャルセキュリティーナンバー申請書類の記入、レストランの予約など、様々な場面で英語が使われるため、英語力に自信がない場合、通訳や翻訳のサポートが必要となることがあります。

    4. 長時間のフライトが体への負担となることも

    日本からホノルル空港への飛行時間は、約6時間半から7時間半程度です。特に出産前後の飛行機移動は快適ではないかもしれません。移動中の不便や体調管理について十分に計画を立てる必要があります。事前に担当の産婦人科医に相談することはもちろん、エアラインの妊婦の搭乗のポリシーを確認しておくこと

    5. 短い入院日数

    日本では通常、出産後5日目退院(正常分娩)か、7日目退院(帝王切開)ですが、アメリカの場合、保険が適用される日数が限られている影響で、出産後2日目退院(正常分娩)、3〜5日目退院(帝王切開)となります。産後の短い入院中に、母子の健診、退院後の赤ちゃんのケアの指導まですべて行われます。

    6. 法律違反とならないために注意が必要

    アメリカの移民局に虚偽の申告を行うことは、強制送還や今後の米国入国拒否のリスクを伴います。また、日本で海外療養費支給の申請を行うことは違法と見なされる可能性があります。ハワイ出産を安心して迎えるために、両国の法律を理解し、遵守することが不可欠です。

    7. 二重国籍には様々な義務が発生する

    米国の最高裁判所は、二重国籍を“法律上認められている資格”であり、“二カ国での国民の権利を得、責任を負うことになる”と述べています。ここでは二重国籍者が気をつけなければならない点について説明します。

    • 徴兵登録義務: 一部の国では、男性が18歳以上の場合、兵役義務が課せられることがあります。アメリカにはセレクティブ・サービス・システム(選抜徴兵登録制度)1という制度があり、18歳から26歳未満のアメリカ国民男性および永住外国人男性はセレクティブ・サービスに登録しておく義務があります。SSSの登録を怠った場合、帰化申請が拒否されたりと様々な問題が発生します。兵役についての法的な義務を理解し、適切な手続きを行う必要があります。
    • 納税義務: アメリカは国外所得に対する課税を行う国の一つであり、アメリカ市民は世界中で得た収入に対してアメリカの納税義務が発生します。また、米国外の外国金融機関に保有する口座を利用した資産隠ぺい・租税回避を防止することを目的とした税法:FATCA (Foreign Account Tax Compliance Act:”ファトカ”)2が存在し、米国外で預金口座を開設する際に、米国の納税義務者であるかどうか確認されます。日本も所得税が課されますので、両国での納税に関する法的な要件をよく理解する必要があります。
    • 国籍の選択: 日本の国籍と外国の国籍を有する人(重国籍者)は,一定の期限までにいずれかの国籍を選択する必要があります(国籍法第14条第1項)。3アメリカで生まれた重国籍者は、22歳に達するまでに国籍を選択する必要があり、選択しない場合は、日本国籍を失うことがありますので注意が必要です。
    • パスポート管理: アメリカ人は米国の出入国の際に米国パスポートを使用しなければならないことになっています。パスポートが切れていると、国際的な移動が制限されるので、両国のパスポートの有効期限を確認し、管理する必要があります。

    ハワイでの出産は、美しい環境や国際的な利点が魅力的ですが、高額な費用や文化、法律の違いにも注意が必要です。自身や家族に合った選択をする際には、慎重な検討が必要です。

    1. Selective Service System http://www.sss.gov/ ↩︎
    2. Foreign Account Tax Compliance Act (FATCA) https://www.irs.gov/businesses/corporations/foreign-account-tax-compliance-act-fatca ↩︎
    3. 法務省ホームページ https://www.moj.go.jp/MINJI/minji06.html ↩︎

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